2011年12月31日土曜日

「絆」

今秋、たまたま、私が事務局にいた時、東京の外資系会社に勤めるSさん(大32・昭59卒)から お電話をいただいた。Sさんは東京育ちでしたが、地方の寮生活に憧れて、福島大学に入学し、旭寮に入寮、森合キャンパスで大学生活を満喫し、2年次から金谷川キャンパスに移ったが、今でも旭寮、森合キャンパスが忘れられず、豊かな自然と人情味あふれる福島を第二の故郷と思っている。その福島が大震災、原発事故で大変な状況にあることから、居ても立ってもおられず、福島の復興・再生を支援したく、驚いたことに私の知人Mさんと一緒に来福したいとのことでした。

大震災・原発事故に際し、改めて、家族、隣人、知人、友人などとの「絆」の大切さを感じたことはありませんでした。今回のSさんのお申し出に同窓生の強い「絆」を感じました。

来年11月には、我らが経済経営学類は創立90周年を迎えることになります。私ども福島信陵会が創立90年記念事業実行委員会を担い、記念行事・祝賀会などと併せて、卒回別同期会、ゼミ、クラブなどの集まりを開催し、全国から多数の同窓生の参加を得て、「絆」を強め、福島や母校の復興・再生の様子を見ていただき、母校のさらなる発展を念じ、我らがアルトハイデルベルク福島を盛り立てることにしております。

同窓生の皆さま方には、卒回、職域、ゼミ、クラブなどのあらゆるチャネルを通じて、ご連絡を取り合い、多数のご出席を賜りますよう、お願い申し上げます。

皆さま方には、良いお年をお迎えになりますよう、お祈り申し上げます。           (永倉)


信夫山から森合キャンパスを眺める

旭 寮