2018年3月9日金曜日

囲碁将棋大会開く 18人が熱戦

福島信陵会の第22回囲碁・将棋大会は平成30年3月4日、福島市の杉妻会館で開かれ、囲碁に11人、将棋に7人の18人が盤上に火花を散らしました。大会は斉藤裕一親睦委員長の司会で進行、初めに佐藤慶吾会長が「今回の参加にお礼を申し上げます。仙台、郡山からも参加いただきました。親睦を深めながら大いに楽しんでください」とあいさつ。半田金雄親睦副委員長が事務連絡を行い、対局方法について囲碁は鈴木暉夫5段、将棋は久保田純一4段がそれぞれ説明、対局に入りました。

組み合わせ抽選を行い、囲碁、将棋ともA、Bに分かれて対局。参加者は1回戦、2回戦・・・と対戦相手を変えながら「次の一手」に集中していました。熱戦の結果、次の人々が栄冠を勝ち取りました。成績は次の通りです。

◇囲碁 ▽Aクラス ①高橋昭司(大10)②畑中昭雄(大16)③渡辺幸吉(大21)

            ▽Bクラス ①鈴木修二(大11)②桑折勇(大19)③羽田登(大11)

◇将棋 ▽Aクラス ①青木恵造(短8) ②石井敏光(大45)

             ▽Bクラス ①半田金雄(大12)②矢吹朋之(大45)

囲碁Aクラス優勝の高橋さんと準優勝の畑中さんは今回郡山からの参加で、囲碁Bクラス優勝の鈴木修二さん、3位の羽田さんは仙台からの参加で栄冠を勝ち取りました。
▽静かな闘志を燃やしながらの対局
▽囲碁の部で優勝、準優勝、3位の皆さん

▽将棋の部で優勝、準優勝の皆さん



高橋昭司さん=郡山=「福島県本因坊戦60年」を寄贈

郡山信陵会の高橋昭司さんが3月4日開催された第22回囲碁・将棋大会の懇親会の席上、「福島県本因坊戦60年、続烏鷺談義」を寄贈されました。日本棋院支部郡山連合会の会長を務める高橋さんが、精魂を傾けてまとめた本で、第1章では昭和28年の第1期から第60期までの県本因坊戦決勝戦の熱戦譜を掲載。第2章では「続烏鷺談義」として県本因坊戦をめぐる関係者の興味深いエピソードを紹介しています。平成27年8月の発行です。

高橋さんは中学生のころにお父さんに囲碁の手ほどきを受けて以来60数年にわたって囲碁に親しんできたそうです。福島信陵会の囲碁将棋大会には郡山から今回初めて参加いただきました。棋力8段で臨み、4勝1敗でAクラス優勝を飾りました。


▽高橋さんが寄贈した「福島県本因坊戦60年」