2012年11月26日月曜日

創立90周年大会の成功を喜びあう にぎやかに打ち上げ会開催


11月3日に開催された福島大学経済経営学類創立90周年大会が900人余の同窓生を集めて大成功に終わったのを喜びあおうと11月19日に福島市の駅西口コラッセふくしまの12階レストランKi-ichigoで打ち上げ会が開かれました。
会には実行委員ら約60人が出席、平子健創立90周年大会会長(信陵同窓会長)が「福大経済の力が結集できた。若い人も多く参加し、100周年への礎ができた。すごい力だ」と大成功に導いた組織力をたたえました。続いて挨拶にたった永倉禮司創立90周年記念事業実行委員長(福島信陵会長)は「記念品は920個用意したが、すべて集まった同窓生の皆さんに渡った。目標を上回る大成功でした」と述べ、準備の苦労も吹っ飛んだ様子で笑顔満面のあいさつでした。
乾杯の発声では中川治男信陵同窓会前会長が「復興へ向けて絆を確認できた。さらに母校の発展に力を尽くしましょう」とあいさつし、出席者一同高らかに乾杯しました。
 式典の翌4日に開催されたホームカミングデーも大盛況で、出席者は大いに語り、飲み、100周年へ向けて意気盛んな打ち上げ会となりました。
                                            (広報・菅野建二)






                   写真・90周年大会の成功を祝い合った打ち上げ会

2012年7月13日金曜日

90周年記念事業 成功させよう ー意気高らかに福島信陵会総会ー


今年11月3日の母校創立90周年記念事業成功へ向けて、福島信陵会の総会が7月11日、福島市のウエディング エルティで開催されました。総会には140人余が出席。永倉禮司会長があいさつ、事業計画や予算を承認した後、記念事業の進捗状況が実行委員会から報告されました。
 福島信陵会は実行委員会の中核部隊として、600人以上の参加を実現することを目指していますが、6月末で参加予定が全体で548人に達したことが報告されました。実行委員会は今後さらに運動を進め、当初目標の1000人参加をめざしています。同窓生の皆さん、お互いに声かけ合って式典に参加しましょう!
 総会に続き、懇親会が開かれ、入戸野修学長、真田哲也経済経営学類長、斎藤光男前理事(大12)、青柳隆夫新理事(大21)があいさつ、飯島充男副学長の発声で乾杯し、なごやかに歓談しました。締めくくりは卒回を超えて老若男女が壇上に集い、学生歌「今日の世紀に」を高らかに歌い、中川治男信陵同窓会前会長(大3)の力強い万歳三唱で閉会しました。創立90周年記念式典まで、あと3カ月半、同窓生の皆さん、さらに結束を強めて式典、記念事業を成功に導きましょう。(広報・菅野)


写真・高らかに学生歌「今日の世紀に」を歌う


2012年4月4日水曜日

信陵同窓生の活躍に期待

村田さん(大学23回)が福島県副知事に

 4月1日付で村田文雄さんが福島県の副知事に就任しました。村田さんは仙台二高から福島大学経済学部卒業。昭和50年に入庁し、県原子力安全参事、いわき市副市長、県生活環境部長、県総務部長を歴任しました。村田さんは福島民友新聞社のインタビューに答え、「福島県の復興を最優先課題として取り組む」と抱負を述べました。信陵同窓からは奥山健一さん(大学3回)、中川治男さん(大学3回)に続く副知事誕生です。今後の活躍に大いに期待しましょう。

 遠藤さんは福島県教育長を退任、財団の理事長に

福島県教育長を退任した遠藤俊博さん(大学21回)は4月1日付で財団法人福島県文化振興事業団理事長に就任しました。遠藤さんは昭和48年に福島県庁に入り、県の要職を歴任して県の教育行政のトップを務め、大震災後、多くの困難を乗り越えて福島県の教育環境整備に力を尽くしてきました。教育長の退任式は3月30日に行われ、遠藤さんは幹部職員を前に「震災以降、皆さんの頑張りでやってくることができた。乗り越えたという自信をもって今後も頑張ってほしい」とあいさつしました(福島民友新聞社記事)。今後は文化振興での手腕発揮を期待しています。


(2012年4月3日、広報・菅野建二記・大21)


佐藤福島県知事から副知事の事例を受ける村田さん(福島民友新聞提供)



職員を前に教育長退任のあいさつをする遠藤さん(福島民友新聞提供)



2012年3月15日木曜日

新聞記者人生48年 斎藤英記さん(高19)逝く

福島高商19回(昭和17年9月卒業)の斎藤英記さんが3月3日亡くなり、8日、福島市で告別式が営まれました。89歳の生涯でした。斎藤さんは経済学部創立80周年記念大会の実行委員長を務め、同窓会運営に尽力されました。福島商業高校の同窓会長も務めました。告別式には平子健信陵同窓会長が参列しました。
 斎藤さんは復員後、昭和21年に復刊したばかりの福島民友新聞社に入社し、常務取締役編集主幹を務めるなど72歳で退社するまで48年間のジャーナリスト人生でした。米寿の時に刊行した自叙伝「斎藤英記物語」は福島高商を繰り上げ卒業となり、満州の華北交通に入社、助役を務めて戦後に帰国、新聞記者となってからの人生を詳しくつづっています。告別式参列の皆さんに贈られました。
 福島民友新聞を退社してからも大学の講師で時局解説をしたり、海外に行っては旅行記を出版するなどニュースにふれ、ペンを握る生活を送っていました。母校の90周年式典を待たずに亡くなられたことは大変残念です。ご冥福を祈ります。
  (2012年3月9日、広報・菅野記)

写真は米寿の時に出版した「ジャーナリスト一代88歳の記 斎藤英記物語」


 

2012年2月3日金曜日

にぎやかに新年会開催

「ともに語らい、絆を強めよう」。福島信陵会今年の新年会は2月1日、厳しい寒波もものかわ、142人が福島駅西口のウェディングエルティに集い、にぎやかに開催されました。大2回の先輩から大56回の青年まで一堂に会しての会場は熱気に包まれました。
新年会は加藤兼義副会長(短3)の開会の言葉で幕をあけました。永倉禮司会長(大15)が「今年は経済学部・経済経営学類創立90周年の年。いまこそ同窓生の絆を強めましょう」とあいさつ、同窓生の結束を呼びかけました。
来賓の入戸野修福島大学学長が、入学志願者が増えたことや、立教大学との連携による東京サテライト教室開設など英知を結集しての取り組みを紹介。得意のマジックを披露して締めくくると万雷の拍手がわきおこりました。真田哲也経済経営学類長、平子健信陵同窓会長(大9)も挨拶にたちました。このほか、清水修二副学長、斎藤光男理事(大12)、菊池善哉仙台信陵会会長(大10)、大橋健二郡山信陵会会長(大21)、佐藤明会津支部支部長(大23)が来賓出席しました。
斎藤理事の発声で乾杯、会員たちは近況を語り合いながらなごやかに懇親しました。東邦銀行の皆さんのTOHOカルテットが弦楽四重奏によるクラシックの名曲で花を添えました。最後は学生歌「今日の世紀に」を合唱、「今こそ歌おう 青春の歌を」と往年の学生時代に戻って声を張り上げ、一同、今年1年の健勝を誓い合いました。
  チェルノブイリから学ぶ
新年会に先立って講演会が開かれ、清水修二福島大学理事・副学長が「チェルノブイリから学んだこと」と題して講演しました。研究者、自治体関係者、マスコミなどが訪問団を結成、25年前に原発事故により深刻な放射能汚染が拡大した現地を調査した結果を清水副学長は具体的なデータを示しながら報告しました。
私たちが住む福島県は東京電力福島第一原子力発電所の事故により、浜通りから中通りまで広い範囲で放射能汚染が広がっています。ふるさとをどう再生していくのか、除染や放射性物質の仮置き場、中間貯蔵施設など多くの課題が横たわっています。
清水副学長は、チェルノブイリと日本の国家としての違い「社会主義・中央集権」、「資本主義・地方自治」をふまえながら、「福島でこれから何をすべきか」として、詳細な汚染地図の作成(居住、耕作の可能性)、長期的な汚染予想図の作成(除染コストと効果の比較考量)、継続的な学術交流(ベラルーシ・ウクライナの大学・研究機関との交流協定を足がかりに)、資料の収集・整理(資料館を福島に)という課題をあげました。
もっとスピーディな対応を
 25年が過ぎても、なお食料の放射線量計測が続けられ、住民が去って姿を消した集落もあるチェルノブイリ。私たちの「福島」を元通りにするために息の長い取り組みが重要です。それにしても国の対応をもっとスピーディにしてもらいたいと多くの人々が思っているのではないでしょうか。
これから除染など本格的な取り組みが始まります。母校福島大学は真正面から、この災害に立ち向かおうとしております。同窓生一同、大いに応援していこうではありませんか。
(2012年2月2日・広報 菅野記)

TOHOカルテットの皆さん
左端 同窓生の大橋 哲氏(大38)
学生歌「今日の世紀に」斉唱
指揮は尾形克彦氏(大22)