福島高商19回(昭和17年9月卒業)の斎藤英記さんが3月3日亡くなり、8日、福島市で告別式が営まれました。89歳の生涯でした。斎藤さんは経済学部創立80周年記念大会の実行委員長を務め、同窓会運営に尽力されました。福島商業高校の同窓会長も務めました。告別式には平子健信陵同窓会長が参列しました。
斎藤さんは復員後、昭和21年に復刊したばかりの福島民友新聞社に入社し、常務取締役編集主幹を務めるなど72歳で退社するまで48年間のジャーナリスト人生でした。米寿の時に刊行した自叙伝「斎藤英記物語」は福島高商を繰り上げ卒業となり、満州の華北交通に入社、助役を務めて戦後に帰国、新聞記者となってからの人生を詳しくつづっています。告別式参列の皆さんに贈られました。
福島民友新聞を退社してからも大学の講師で時局解説をしたり、海外に行っては旅行記を出版するなどニュースにふれ、ペンを握る生活を送っていました。母校の90周年式典を待たずに亡くなられたことは大変残念です。ご冥福を祈ります。
(2012年3月9日、広報・菅野記)
写真は米寿の時に出版した「ジャーナリスト一代88歳の記 斎藤英記物語」
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