2015年2月5日木曜日

にぎやかに福島信陵会新年会を開催

 平成27年の新年会が2月2日、福島市のウェディングエルティで開催されました。今年は来賓、同窓生合わせて129人が出席しました。新年会に先立って講演会が開かれ、中井勝己福島大学学長が「福島の再生にむけての大学の取組」と題して講演しました。


震災からの復興へ大学の役割

中井学長が母校の取り組みを紹介


 2011年の東日本大震災から4年が経過しようとしていますが、母校ではさまざまな取り組みをして福島の再生へ向けて取り組んでいます。中井学長は「地域と共に歩む人材育成大学」の発展をめざして、2021年度までに目指す具体的なプランとして「中井プラン」を提示しました。プランでは、福島創生の中核的な知の拠点として、社会貢献や教育研究組織の整備などを進めていくことにしています。中井学長はこうしたプランを説明して、農学系人材養成組織の創設や教職大学院の設置などを進めていくことや昨年8月にパリで開催した「教育復興プロジェクトOECD東北スクール」の取り組みなどを紹介しました。


中井学長講演

新年会 あちこちで話に花が咲く

同期生、先輩後輩 なごやかに


 
 新年会の冒頭、佐藤慶吾会長が「経済経営学類は私たちの心のふるさとであり、原点です。応援団としてしっかりサポートしていきたい。90周年は大成功を収めたが、今後100周年へ向けて若手、中堅、女性の力を結集していきたい。今回から80歳以上の皆さんの会費は半額にさせていただいた。今後とも大先輩には叱咤激励をお願いしたい。今年、皆さんが喜びに満ちた一年になるように祈ります」とあいさつしました。新年会には来賓として中井勝己学長のほか、神子博昭副学長、真田哲也経済経営学類長、永倉禮司信陵同窓会長が出席しました。

佐藤会長挨拶
永倉信陵同窓会会長挨拶

 真田学類長は「昨年12月にコラッセ福島で開催した大学公開ゼミは市民170人に来場いただいた。同窓会の協力に感謝します。大学の経済学部棟に資料室を開設した。森合時代からの歴史を学生たちに伝えていきたい」とあいさつ。永倉同窓会会長は「全国の支部を回っているが、若手と女子会員の積極的参加が課題となっている。今後は母校訪問の機会としてのホームカミングデーに同期会を開催するなど、100周年へ向けて取り組んでいきたい」と述べました。

 出席者の最長老である廣木孝安さん(大2)の発声で乾杯し、祝宴に入りました。今回は今春卒業する学生4人が招待され、それぞれ就職が内定している酒井俊貴さん、佐藤裕二さん、田中ひかりさん、小林怜実さんが壇上で抱負を披露しました。


在学生の挨拶



 テーブルにビールや日本酒の瓶が並ぶ頃には、あちらこちらで歓談の輪が広がり、同期生同士や先輩後輩で楽しい会話が交わされました。新年会の〆(しめ)は恒例の学生歌「今日の世紀に」。佐藤会長や来賓の皆さんが壇上に集い、尾形克彦会員の指揮でたからかに歌い上げました。最後に谷口幸子副会長の発声で会を閉じました。皆さん、またお会いしましょう。周りの同窓生にもお声掛けください。(広報・菅野建二=大21


皆で学生歌斉唱